カジノ関連の仕事について徹底解説
日本にはカジノがないため、カジノ関連の仕事といってもあまりイメージができない人が多いのではないでしょうか?しかし、カジノ関連の仕事には代表的なディーラーの他にも、たくさんの仕事があります。そして、多くの仕事に支えられていることによって、カジノが安全に運営されているのです。そこでこの記事では、カジノ関連の仕事の種類やどのようにしたらカジノ業界で働けるかについて解説していきます。
カジノ関連の仕事とは
カジノ関連の仕事には接客からセキュリティ、マネジメント、エンジニアなどたくさんの種類があります。ディーラーばかりが目立ちがちですが、カジノ関連の仕事はたくさんの種類があるのです。
カジノにはどんな仕事がある?
カジノ関連の仕事というと、ディーラーばかりを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?しかし、カジノにはたくさんの人がかかわっており、多種多様な仕事があります。
ここでは具体的にどのような仕事があるのかを1つ1つ紹介していきます。
カジノディーラー
カジノ関連の仕事の代表的なものといえるのがカジノ ディーラーです。ディーラーはゲームの進行役のことで、プレイヤーと一緒にゲームをプレイすることもあります。具体的には勝敗の判定、チップの配当、回収などがディーラーの仕事となります。
スムーズにチップやカードを扱う必要があるので、集中力が必要な仕事となります。
最近ではオンラインカジノのライブカジノゲームでも、カジノディーラーの求人が多くあります。カジノ 仕事の中でも最も人気のものだといえるでしょう。
フロアパーソン
フロアパーソンとは、テーブルを監視する人のことを指します。フロアパーソンの仕事は間違いや不正がないのを確認することであり、割り当てられたテーブルを監視します。
もしもトラブルや不正などが発生した場合は、インスペクター、スーパーバイザーを呼ぶなど、すぐに対処する必要があります。
フロアパーソンは経験がない場合でもやりやすい仕事となるので、カジノ業界に入ってからの初めての仕事としても最適でしょう。
カジノマネージャー(テーブルゲーム、スロットマシン、など)
カジノマネージャーとは、テーブルゲーム、スロットマシンなどゲームの種類を分けて、運営全体を管理・監督する仕事を指します。
どのゲームをどれくらい導入するか、どこに配置するか、ゲームのルールやベット金はどうするか、などゲームに関する事項を決定する権限がある責任のある仕事となります。これにあわせて従業員の管理、収支管理などの仕事も含まれるため、ある程度のカジノ業界での経験が必要となります。
カジノの運営にかかわるポジションとなるので、非常にやりがいのある仕事だといえるでしょう。
ピットボス
カジノでは、数台のテーブルを1つのピットとして管理しています。そして、そのピットを責任者として管理するのがビットボスの仕事となります。
ピットボスはトラブルの対応の他、支払いの処理、ディーラーのローテーションなど、幅広い業務を行います。
そのため、マネジメント、会計など幅広い知識やスキルが必要となります。
シフトボス
シフトボスとは、シフトごとにテーブルゲームの運営を行います。カジノは24時間営業であり、朝~昼間はデイ・シフト、夕方~夜:スウイングはシフト、夜~早朝はグレーブヤード・シフトとなっており、それぞれでシフトボスが存在します。しかし、各カジノでどのようにシフトボスの時間帯を決めているかは異なります。
シフトボスは顧客対応を行う必要もあるため、接客能力も求められます。
カジノホスト
カジノホストとは、顧客に対して販促活動を行う仕事を指します。ロイヤルプログラムやプロモーションなどを、主にハイローラーなど多くの金額を使用してくれる顧客に対しておこないます。
カジノホストとして成功するためには顧客との信頼関係を気づく必要があるので、かなり高いコミュニケーションスキルが求められます。頭の回転の速さ、口のうまさなどもカジノホストに必要なスキルだといえます。イメージとしては一般企業の営業に近いといえるでしょう。
また、富裕層を対応することが多いので、サービス業での経験などがあるといいでしょう。
カジノコンシェルジュ
カジノコンシェルジュは、顧客対応する仕事です。カジノのゲームの方法やサービス内容についてだけでではなく、周辺の施設の案内や交通機関の手配なども業務に含まれます。そのため、カジノだけではなく、観光情報など幅広い知識が必要となります。
カジノコンシェルジュは女性が多いですが、男性の求人もいくつかあります。幅広い層の顧客を対応する必要があり、どんな質問にもスムーズに答えられなければいけません。作法などにも気を付ける必要があるので、かなりプロフェッショナルさが求められる仕事だとされています。
セキュリティ部門
カジノでは不正行為を防ぐ目的で、多くの監視カメラが設置されています。セキュリティ部門では、フロアでのトラブルに対応するほか、万が一不正行為があった際は監視カメラの映像を確認するなど、犯人特定まで責任をもって行う必要があります。
フロア内で不審者などがいた場合に対応するのもセキュリティ部門の業務となります。
セキュリティ部門はカジノの安全を守る重要な仕事となります。トラブルがあった際は身体を使ってそれらを解決しなければいけないこともあります。
メカニック
メカニックとは、主に機械に関する業務を行う仕事を指します。具体的にはスロットマシンの定期点検などを行います。
点検を行っていないと、誤作動が生じ、ゲームが公平に楽しめなくなってしまうことがあります。そのため、いつでも快適にゲームが楽しめるようメンテナンスを行うのがメカニックの役割となります。
他のカジノ関連の業務とは異なり機械に特化した仕事となるため、多くの専門知識が必要となります。メカニックとして働きたいのであれば、エンジニアとしてのキャリアを目指すといいでしょう。
どこで学べる?
カジノで働きたい場合は、どのようにしたらいいのでしょうか?日本ではまだカジノがないため、キャリアについての情報も少ないですよね。
しかし、日本でもカジノの仕事について学ぶことができる日本カジノスクールというものがあるのです。
カジノ 就職を目指したいのであれば、専門学校なので必要な知識やスキルを身に付けるのが大事だといえるでしょう。
日本カジノスクールとは?
日本カジノスクールとは東京都新宿区新宿にあり、
カジノ業界へ就職を志望する人を対象にした専門
学校のことを指します。
日本カジノスクールは2004年4月1日に日本初のカジノ ディーラー専門養成機関として設置され、2021年5月時点で約1000人の卒業生を輩出しています。
日本カジノスクールは18歳から入学可能であり、幅広い年齢層の人がここで学んでいます。入学者は20代が一番多いですが、カジノディーラーには定年制度がないため退職後の就職のためと40~50代の方も多く学んでいます。
男女比は6対4であり、以外と女性の割合が多いという印象です。
日本カジノスクールでは以下の学科を設置しています。
国際ゲーミング学科
- カジノディーラー総合コース ルーレット・ブラックジャック・ミニバカラのディーリング技能など、おもんカジノディーラーに求められる技術や知識を総合的に習得します。また、カジノの歴史や専門知識についても学ぶことができます。とりあえずカジノ業界に就職したい、という漠然とした目標を持っている人の最適なコースだといえるでしょう。
- カジノディーラー選択コース 複数ある中から、興味のある科目のみを選択して習得することができます。このカジノゲームについて習得したい、など早い段階から意志が決まっている際は、カジノディーラー選択コースを選択するといいでしょう。
- カジノスーパーバイザーコース スーパーバイザーとはディーラーを管理するポジションであり、このコースではそのポジションにつくための必要なスキルを身に付けることができます。 このコースではまずはディーラー技能を取得し、そののち管理者として必要な専門知識を学習するという流れになります。 ディーラーとしてではなく、マネジメント業務に携わりたい方には最適な仕事だといえるでしょう。
- カジノディーラーESLコース カジノで働く上で必須となる英語力を強化するコースします。また、 採用面接や英語での計算など仕事を得てから実際に就労するまでに必要な英語を習得します。 カジノ業界で働きたいけど英語が話せない、コミュニケーションがとれない、という方は絶対に受講しておきたいコースだといえるでしょう。
- トレーナーコース カジノでのトレーナーとして必要なスキルを身に付けることができます。トレーナーは主に新入社員などの教育を担当します。
日本カジノスクールでは、実地研修などで実践的にシミュレーションし、カジノの仕事について学ぶことができます。
日本で将来カジノが誕生した場合、人材育成のためにトレーナーが大きく求められることでしょう。
将来的に日本で働きたい方は、トレーナーポジションを狙うのもいいでしょう。
どんな仕事が学べる?
日本のカジノスクールでは、ディーラー、スーパーバイザー、トレーナーになるための知識、好きなものを身に付けることができます。
日本カジノスクールではまずはカジノ業界で働くために基本的な知識を身に付けます。もしもよりマネジメントに関わりたいのであれば、実際にカジノで実践を積んでから、ポジションを上げていくのがいいでしょう。
卒業後どこで仕事ができる?
卒業後は海外のカジノやクルーズ船のカジノで働くことになるでしょう。日本カジノスクールでは、カナダへのワーキングホリデービザの取得もサポートしており、1年間という期限付きでカナダのカジノで就労することができます。また、ワーキングホリデービザが切れた後も、現地で就労微差を取得することで、継続して現地で働くことができます。
日本カジノスクールを卒業した場合、日本国内ではなく、海外での就労が基本となります。そのため、英語が話せることはもちろんのこと、海外で生活できるだけのコミュニケーション能力、適応力なども必要となります。
日本ではすでにカジノ法案が成立し、数年以内にカジノが誕生することが予定されています。もしも日本でカジノが誕生した場合、海外だけではなく、日本国内でも働くチャンスが得られるでしょう。いずれにせよ、英語力は必要となります。というのも、日本のカジノは外国人観光客をメインターゲットとしているからです。
そのため、海外、日本国内かに関係なく、英語力は身に付けておくようにしましょう。
カジノ関連の仕事はお得?
多くの人が気になる点が、カジノ関連の仕事では稼げるのか、ということですよね。
現在日本ではカジノがないため、ここでは海外のカジノでの年収を元に、カジノ関連の仕事が稼げるかどうかについて解説します。
アメリカ労働統計局の調査によると、カジノディーラーの年収は平均18,630ドルとなります。これを、1ドル=110円として計算すると、日本円換算で約年収200万になります。これを12か月で割ると月収16.7万になります。この金額だと、日本の新卒の初任給と同じくらい、またはそれ以下となるのでかなり金額としては低いといえるでしょう。そのため、カジノ関連の仕事は稼ぎにくいといえます。
なぜカジノ関連の仕事の給与がそこまで低いかというと、アメリカのカジノディーラーは最低賃金で雇われていることが多いのです。ただし、上記の金額にはカジノ側からのボーナスやチップなどが含まれていません。そのため、実際に受け取る金額は上記よりも若干多くなります。
チップを含むと年収額は、およそ320万~580万と一気に高くなるので、カジノディーラーにとってはチップが主な収入源になるといえます。
なぜここまでたくさんのチップがもらえるのかというと、カジノという場所柄富裕層が多く集まるため、たくさんのチップをもらうことができるからです。そのため、いいサービスを提供すればするほど、自分の給与アップにつながるということです。
ただし、カジノは「チップシェアリング」という仕組みを採用しています。
このシステムでは、ディーラーなどが貰ったチップはまずはカジノ側でまとめ、あとから全員に分配する、というシステムを指します。そのため、ディーラー間で年収に差が出ないようになっています。年収をアップさせるためには、個人個人の努力が必要ということになります。
カジノで働くメリットとデメリット
まとめ
カジノ関連の仕事について解説してきましたが、いかがでしたか?日本ではカジノ関連の仕事はあまり知られていませんが、すでにカジノ業界を目指す人のための専門学校があり、学ぶ機会が与えられています。
カジノ関連の仕事であれば、日本国内ではなく、海外で働く機会が得られます。これからカジノ業界はますます拡大する可能性があるので、これからカジノ業界を目指すのも面白いでしょう。興味がある方は、ぜひ日本カジノスクールを検討してみましょう。